装甲悪鬼村正 宇宙編

鬼に逢うては鬼を斬る
仏に逢うては仏を斬る
ツルギの理  ここに在り


 さあ、読み終わりました『装甲悪鬼村正 宇宙編』率直な感想を言えば面白いの一言に尽きると思う。
 
 内容のネタバレは極力控えるけれど、今回は人類と宇宙人が地球をかけて戦う話。
ゲームの時ほど話は重たくなく(まあバシバシ人は死ぬのだけれど)原作ファンには嬉しいようなあのキャラやあのキャラが出てきたりして楽しい要素盛りだくさんの1冊。
 
 こういう原作ありきの本は大体原作の世界観を守り過ぎて何もできず退屈になるか、壊しすぎてしまい原作ファンとしては楽しめないかのどちらかになる場合が多いけれど、この本はそのバランスが絶妙。
 大和の国で繰り広げていた村正の話が宇宙なんかに飛び出たりそれはもう童心坊もニッコリの婆娑羅っぷりなのに最後はきっちり纏まる。
 筆者の吉田親司さん…やり手である。

 あえてマイナスな点をあげるなら後半の駆け足感が少し消化不良…

と言いたいところだけど書き過ぎないことで原作の持つ良さを壊さず保てたと思うね。うん。あれくらいが丁度いい。

 いつかこの作品の命題とも言える善悪相殺についても書きたいけどだいぶもう長々となってきてるからまたの機会にしよう…


さてさて
ネクスタシーズのブログはアニメや映画の感想しか書いてないけど果たしてそれで良いのか?という声があると思うがこう答えたい。

「如何にも!」


やりたいことをやりたい時にする
それこそが婆娑羅
だからこれでいいのだ!

 色々な作品に触れて感想を文字にするのは、自分の見聞を広めるいい機会になってるんじゃないかなと思いますよ。
音楽にも必ず生きてくる!!

 ちなみにクラップラー刃牙君は作品への熱い気持ちを文字にする際バンド内随一の鬼才を放つのでいつか是非書いてもらいたいと思ってます。

でわ。

0コメント

  • 1000 / 1000