攻殻機動隊SAC雑記
攻殻機動隊SACは間違いなく日本アニメーションの傑作です。
作画に思うところは結構あるけど。
しかしこれだけ緻密に練られた構成、脚本ってのはそうそう出てくるもんじゃないし内容がとても哲学的だなと感じる。
SACは「高度化したネット社会における個とは」っていうのが主題としてあるように感じたけどその中に記憶と経験を並列化したときに魂っていうものはどうなるのかとか肉体を捨て魂の器を乗り換えたら魂はどうなるのかとかいう内容があったりして。
ジョンロックの人格同一性なんかにも繋がる話だと思う。
でももうこういう話は流行らないんだろうなあ…
あと非常にハードボイルドな作品だから常に暗く話が進んでいくと思われがちだけど結構バラエティ富んでる。
常に画面を睨みつけるように見る作品じゃなくて所々場を和ませるパートを挟むのは非常に嬉しいところ。
バトー役大塚明夫、トグサ役山寺宏一の掛け合いはキャラが生きていると形容していいくらいナチュラルで名優だなあというのをヒシヒシと感じさせる。
山寺宏一といえば本作品では非常に素晴らしい演技をしていた。
彼はトグサとアオイというキャラクターを演じたのだがこの二人簡単に言えば追うものと追われるものなんだけれどもそこに共通したものがあって…
この二人の演じ分けというものは素晴らしかった。
これはぜひ最終話を見て感じて欲しい。自分はストーリーに関係なく感動してしまった。
考察なんかも書けたらいいんだけど自分もストーリーを追うので精一杯なのでイマイチまとまりきれてません。
なので機会があれば書こうと思っています。
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